オレアノなブログ

オレアノの趣味の雑記です。写真・植物・オーディオ・トレッキングなど

2016年06月06日 谷川岳

2016 06/09
山登り
遂にヤマノススメの聖地巡礼(ほとんどそのつもり無し)も"あの山"に挑む日が来てしまいました!


あの山――、葵ちゃんと日向の"約束の山"、谷川岳

標高1977m
新潟の県境にある三国山脈の山で、百名山に数えられる。
作中の葵ちゃん達はロープウェイで天神平というところまで一気に登っているが・・・・

夏に向けて準備工事!? 山頂付近の(半)営業小屋もご主人はいない!!?


ダメじゃん! 完全に山全体がシーズンに向けての準備期間に入っているようだ。

だが、行ける時に行かないとそうそう行けるものではない。
何せ谷川岳は遠い。ほぼほぼ新潟である。


葵ちゃんたちみたいにロープウェイでビューン、からの稜線ひゃっほい。営業小屋ぐーぐーぐーの楽々コースを
巡礼がてら軽くやろうと思ってたのに、あえなくこの構想は打ち砕かれる。

仕方ないのでガチで登るかとコースを検討していたら・・・・

日本三大急登 西黒尾根


あかん! これガチな奴だ!
登るしかない。


ぶっちゃけそんなレベルも体力もあるわけじゃないのに
三大とか名の着くモノには目がない私である。


とはいえ慎重に検討する。

①登山口頭から件の急登が始まっていること。
→すぐに引き返せる

②西黒尾根自体はコースタイム4時間程である
→一日で歩く距離としては許容範囲内である

③その後すぐ小屋と頂上がある
→乗り切ればすぐゴール


という点から、決行。


当然谷川岳に来たからには葵ちゃん達同様に朝日を拝みたいものである。

しかし、天気予報は
初日こそ登山指数Aで曇り中心の晴れ。二日目は朝にわずかの雨と日中は曇り
と厳しそうである。
っていうか梅雨入り直前で梅雨前線の影響うけまくりである。
とりあえず行ければ良いということにする。

二日目、仮に雨が止まずとも登山指数は高いので強風はそこまで心配しなくて良さそうであるし
いくら勾配が急な下りとはいえ、コースタイム3時間の箇所を1日時間あれば慎重に降りれる自信はある。


ということで前日泊ではなく、小屋泊での山行に決定。


朝始発に乗って大宮へ。
新幹線など諸々5回も乗り換えて、土合口に到着。

この地下駅は実は前に来ていたりするので新鮮味も無く、ひたすら地上を目指して登る。
何故駅で登らなければいけないんだろう、登山の前に。

地上の駅前に出て軽い準備運動をして9:00頃に土合口を出発。
IMG_1339

西黒尾根の入り口に9:30くらいに到着。
IMG_1342

準備をしていざ登山開始!!


西黒尾根さん、そもそも入口からしてほぼほぼ崖である。
IMG_1345

「あーー・・・、これ本当にガチな奴だ」
分かってはいたけど、頭からずっと急勾配である。
だいたいいつも膝くらいの段差、常に。

丹沢気分でいたら確実に挫折する。
自分は今、日本三大急登に挑んでるから大変なのだと必死に言い聞かせる。
毎回毎回、最初の30分は本当メンタルとの戦い。
すぐ帰りたくなる豆腐メンタルである。
IMG_1349

しかしその辛い時間帯が過ぎれば、ある程度楽になるのは身を持って知っているので
新潟まで来てるんだ! とか必死に自分を奮い立たせるのである。

樹林帯の急登ほどつまらないものはない。
ただひたすら樹があるだけなのだから。

そうこうしているうちに、ペースを掴みコースタイム通りに進行していく。
一つ目のチェックポイントを過ぎるとようやっと稜線に出る。
IMG_1380

しかし、谷川岳の方も本気を出して来る。
岩稜だ!! 恐らく穂高とかのアルプスの方と比べれば難易度はそう高くはないのだろうけども
IMG_1386
ロッククライミングしに来たんじゃねーぞっていうくらい崖を登らされる。

ある意味、岩稜での三点支持の練習にはもってこいだったかもしれない。

スリリングなんだけど何故かテンションが上がる。
細い稜線沿いを進んでいくとピーク付近が見えてくる。

あれ?白いぞ・・・・?
IMG_1403

岩稜を這ってた時に遠巻きに見えていた雪渓が目の前に現れる。

おい!雪の心配はないですって小屋のおじちゃん言ってたのに!!


距離もさほどじゃない上に踏み跡もあり苦労はしなかった。
心配ないってそういう意味なのね・・・。

IMG_1404

雪渓の終わりは雪崩によるものと思われる崩落になっていて慎重にコースへ戻る。
大自然の力のようなものを目の当たりにしてちょっとビビる。


雪渓を抜けると頂上はあと少し。今までを考えればテンションは最高潮である。

そして遂に谷川岳肩の小屋に到着。
IMG_1416

13:30頃の到着、ほとんどコースタイム通りである。
登りの難易箇所をコースタイム通りとは自分としてはかなり珍しくてちょっと嬉しい。
基本的にコースタイムのが自分より早いので気にしないようにしているから
結果的に同じだと嬉しいのだ。


ほとんど他の登山客とはすれ違わなかったけど小屋には一組、男性の方二人が寛いでいらっしゃいました。

小屋の主人がいなくて飲み物が買えないね(号泣)みたいな会話をして小屋の中江へ。


ブンブンブンブン!

小屋の中はハエの縄張りだったようです。
これは夜が大変そう。

とりあえずやるせない想いを胸に抱きつつ、一匹叩き落としました。

ようやくたどり着いたのでお昼ご飯にしようと・・・したんだけど
おにぎりもサンドイッチも喉を通さない。

水の入手も絶たれたということで、流し込むこともできない。
ということで、、、、ダイエットするか、という気分で断念。

一息(相当長い時間)ついた後、すぐ近くの山頂を目指すことに。
ザックを小屋に預けられるので超楽。

10分程度で谷川岳山頂(の一つ)のトマノ耳に到着!!
ついに山頂来たどーーーーーーーー!!!
IMG_1421

写真パシャパシャ。
コースタイム的には同じく10分で次のピークらしいんだけど
どう考えても遠そうです。見えてるから分かります、絶対10分じゃ着かないです。


しかし、向こうの方が標高は高いので、真の谷川岳のラスボスは向こうのはず。
行くしかない。

お腹すいてて疲れ果ててるのに、無駄に下って無駄に登る。
かなりメンタルに来ました。

ということでオキノ耳に到着!!
こっちが標高1977mの頂上、やったぜ!!
IMG_1437

その後小屋まで戻ると15時半とか、日帰りできなくもないけど
無駄に時間を潰して余裕無いどころか厳しいし、何より朝日の可能性が僅かでもあるので・・・。
予定通り小屋泊することに。

小屋の主人はいないけどリビング的なところを使わせて貰えてるので
火が落ちる前に持参のシュラフと明かりの準備。

辺りはガスだらけだけど、たまにガスが切れて良い景色が。
夕焼けを写真に収めようと寒い中外にいました。
IMG_1524

このころには持参の上着は全て羽織ってダウンジャケットの実力を如何なく発揮してもらっています。

19時半くらいに日が落ちて寝る準備。
明日は4時起きとはいえいくらなんでも早すぎる。

とりあえず20時まで時間を潰して就寝。
耳栓をしてハエの羽音をガード。
しかし、全然寝つけない!!
空腹と足の疲労に意識を持っていかれているのか・・・。

結局目をつむってるうちに24時頃になり、強引に水でおにぎりを1個流し込む。
これで寝れるかと思ったけど、そうは甘くなく
結局朝の4時前までうつらうつらするだけでしっかり寝ることはできなかた。

3時半過ぎ頃には辺りが少し明るくなり始めていたので
昨晩雨が降ったかどうかを確認する為外に。

降雨は無かったようだけど霧でどこもしっとり。
そして東の方に目をむけると・・・・なんか赤身を若干帯びてる!!


急いで小屋に戻り支度をしてカメラを出す。
でも東の方は頂上への道で視界が・・・。
頂上へ行くしかない!!!

ということで急いで頂上を目指す。
しかしこの時点で辺りには濃霧が。
さっきのはたまたま切れてただけか・・・。

と一抹の希望だけを胸に4時10分頃頂上へ。
ものすごい霧が辺りにたちこめていて、数m先が見えないレベル。
IMG_1656


でもたまに視界が開けたりするので、とにかくシャッターチャンスを祈って待つ。
風がめっちゃ強い上に湿度も高くて寒さが厳しい。

しかし、太陽が顔を出す頃には、霧は眼下まで。
小屋はもう雲海に沈んでいて、今いるピークだけがただ雲海の上に顔をだしているような状況に

IMG_1808

最高だ!!

ろくにAFが効かないコンデジにイラつきながらも
MFで適当に無限遠を出してとにかくシャッターを切る。

俺、この登山が終わったら新しいカメラ買うんだ・・・・。

って毎回言ってる気がする。それでもめげずにG7Xを持ってくるのだ。


なかなか思うように取れないものの、ある程度は満足行く写真が撮れたであろうと
勝利の雄叫びをあげました。

丸い太陽が顔を出して、オレンジ色の朝焼けが雲海を照らしてる。
前方には高い山が、僅かにその顔を出しているだけで残りは一面の雲海。
西側はかなり高い山を飲み込もうとする雲海が、逆側で雲をちぎられて棚引いてる感じで圧巻させられる。

2つ目のピークの方はラピュタの城みたいになってて
四方が凄まじき景観に。
本当に来て良かった・・・・。
梅雨入り直前、曇り先行の日程だったのに、なんって運が良かったんだろうか。

はたまた谷川岳ピークの標高の高さによるのか。
いつまでもそこに留まっていたい衝動を堪えて小屋に戻ると
辺り一面の濃霧。

帰り支度をして、小屋に感謝の言葉を投げたら下山スタート。
だいたい5時半くらい。

帰りのコースは天神尾根を経由して田尻尾根から登山口へ降りる。

天神尾根はロープウェイで天神平まで昇った葵ちゃんたちが
谷川岳山頂を目指す為に通った道。

観光気分で天神平まで来た人が通るにしては、はっきりいって難易度高いぞ!!!

山地図には木道のトラバースって書いてるけど極一部だし、スニーカーとかじゃ岩よじ登るところとか絶対無理だ!!


天神尾根はある程度難易度低いと予想していたのを、あっさり裏切られてひーひー言いながら進む。
基本的に下りなので得意。
しかし難易度は高め。西黒尾根とは雲泥だけども。

穴熊避難小屋までくれば道もある程度楽になり、木道のトラバース道が現れ始める。
天神平と田尻尾根との分岐まで1時間半程度。
今日の下山の半分を消化したことになるので、かなり精神的に楽になる。

が。

これは甘かった。
田尻尾根、ロープウェイがあるからほとどんど使われなくなったであろうそこは
樹林帯なわりにかなり傾斜もきつく狭くて下りとはいえ速度を出せない。
というか慎重に足運びを要求するレベルの傾斜である。

下りは基本的にコースタイムを切る速度を出せると思ってた私だが、ここ1時間って無理じゃない?

ちなみに今まで記述が無いが朝ごはんはほとんど摂れていない。
というのも朝下山準備をしていた時に水で流し込もうとしたけど喉を通らなかったので・・・。

よって二日目も基本空腹なのである。

ラストスパートの田尻尾根。今日のカロリー源である数少ないチョコ2つと飴1つ。
ここで一気に使い切ることに。

飴をなめると、桁違いに元気が出るのだ。


ひたすら慎重に下り続け、次のチェックポイントにたどりつく迄に
何度も木の根や滑る岩に足を取られて尻餅をつかされた。

おかげで、あまり転ばずに汚れていなかった衣服が、ここで泥だらけに。
本当は帰りに越後湯沢で温泉入ろうと思ってたのに・・。


最後のチェックポイントに着いたときには精根尽き果て
たった二時間半の行程だというのに、早くも限界に。
樹林帯から一度抜けて、ショベルカーの通り道と思しき場所に出ると
あとはコースタイム30分程度の下りのみ。
ショベルカーが通れる道である。傾斜はきついけど、もう勝ったも同然。

なんか平べったい大きな岩の上に体を投げ出し、最後の水を飲み干す。

二日で2L(+来るとき電車で買ったお茶500ml)用意した水が遂に無くなる。


駅まで戻ったら勝利の美酒をガブ飲みすると誓いを立てて、ラストスパートへ

30分の行程を10分足らずで走破して登山口へ!
登山口から15分ほどとぼとぼ歩いて遂に土合駅に戻ってきました。

9時頃に着いたので下り3時間半。コースタイム通りな模様。

登山届けの帰りました覧を無事に投函して、自販機へ!!!
なんか品揃え微妙だけど、とりあえずマッチを買って駅の階段に腰を下ろして一気飲み!!


乾いた喉に炭酸が心地よくて、ろくに食べれなかった昨日今日の体に無駄な糖質とカロリーを満たす!!
毎回登山に来るたびに、下山後に飲む炭酸飲料が最高のご褒美なのだ。


本当はこの後、越後湯沢で温泉+日本酒飲み比べする予定だったのだけど
衣服泥だらけだったので素直に帰りました。


↓記事に載せてない写真はこちら↓
2016年06月06日 谷川岳
※左右矢印で写真次送り

※全てコンデジG7Xで撮影
前半に絞り優先オート+ISOオートで撮ってたらシャッター速度余裕あるのにISO 800にされてたよ!!!
これはひどい;へ;

黄色い花は、ミヤマキンポウゲ?
ピンク色の花は、コイワカガミ?
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